先月の4月16日、大阪天満宮の境内で行われた日本酒イベント、「上方日本酒ワールド 2011」に行ってきました。
大阪天満宮の境内に、関西の有名飲食店と全国の酒蔵がペアを組んだ屋台を出店するというイベントです。
主催は、大阪の日本酒居酒屋の店主さん3人で結成された「日本酒卍固め」です。主催者も有名店です。
http://manjigatame3.or.tv/
ホームページよると今回のイベントは、「日本酒の素晴らしさは一部の愛好家のみの楽しみとなっており、まだまだあまり知られていないのが現状です。より多くの人に「食中酒」としての日本酒の素晴らしさ楽しさを知ってもらいたい」という主旨とのことです。
ホームページやブログを見ると「日本酒卍固め」は3年前に結成されたそうですが、すでに数々の日本酒に関するイベントを開かれています。お店の営業もあり、多忙な中での開催だと思います。日本酒全体を盛り上げようとする意気込みが伝わってきます。
以前、焼酎の消費量を調べた際に日本酒の消費量も調べたのですが、日本酒の消費量は1970年代をピークに下がり続けています。
http://d.hatena.ne.jp/hiroyosh88/20100411
焼酎は、消費量が増える傾向の中で取り扱う店が増え、今まで焼酎を飲んだことがない人も飲む機会ができ、大阪でも様々な蔵元の銘柄が楽しめるようになりました。それとは逆のパターンで、日本酒は知る機会、飲む機会が少なくなっています。このようなイベントは、日本酒の魅力やいろいろな蔵元の日本酒を知るとても良い機会になります。
11時頃会場に行くと、もう大盛況でした。会場の外からみた様子と、会場内です。
上方日本酒ワールドは、まず参加料として500円でこのようなグラスを買い、日本酒や料理は各屋台で別料金で買う仕組みです。グラスにはお酒半合くらいが入ります。
各屋台、「この料理に、このお酒」という組み合わせを厳選した、料理一品、日本酒一銘柄が販売されています。
料理とお酒の値段は、300円から500円くらい。組み合わせで800円から1,000円くらいが多かったと思います。
組み合わせでは、
「蔵朱」の白金豚ソーセージと奈良「睡龍」の純米酒
「ごとし」の鯛みそと徳島「旭若松」の純米酒
「遊山」の犬鳴豚の炭焼きと宮城「綿屋」純米吟醸酒
を楽しみました。どれも本格的な料理とお酒です。
また、お酒だけでは、
奈良「風の森」の純米酒、福島「会津娘」の純米酒、福岡「杜の蔵」の純米酒などを飲みました。
写真は、白金豚ソーセージです。
人の多さと、屋台に並ぶ行列に圧倒されて、1時間くらいの間でパクパク食べて、グイグイ飲んでしまい、後から考えると、もったいないことをしたと思っています。
このようなお店の料理やお酒を一同に味わえる機会はないのですから、もっとじっくり、お酒と料理、その組み合わせを味わえばよかったです。
「市松」の焼き鳥など、その場で焼く料理は調理時間がかかり行列が伸びますが、そうでなければ、並んでいてもそれほど待つことはありません。
来年も開催されるならば、落ち着いて、各料理とお酒の組み合わせをじっくりと楽しみたいと、今から考えています。