僕自身はコストコに行ったことがありませんが、家族が行く際に買ってきてほしいと頼むのがオニオンポテトチップス、正確な商品名は「ティムズ マウイオニオンチップス」です。
1袋907グラムの大容量です。500mlのペットボトルと並べると大きさが分かると思います。
中身はこのようなものです。
日本製のポテトチップスと比べると、スライスが厚め、形はばらばら、食感は堅く、食べごたえがあります。かなり油が多いのも特徴です。味はポテト、オニオンの味と塩味が強いのですが、甘みもあり、くせになる味です。
袋の正面には、大きくハワイアンケトルスタイルポテトチップス、スウィートマウイオニオンと書かれています。
ケトルスタイルは、油入れた鍋の中に入れポテトを入れて揚げては取り出すという製造方法で、他には、ポテトを油の中で移動させて揚げていく方法などがあります。ケトルは、ヤカンのケトルです。
ハワイアン、スウィートマウイオニオンは、ハワイの特産品であるスウィートマウイオニオン味であることを強調しています。
マウイ・オニオンというと、村上春樹さんがananに連載したエッセーを取りまとめた、「サラダ好きのライオン」に掲載されている「スーパーサラダが食べたい」で、取り上げられていました。
「ホノルルのハレクラニ・ホテルのプールサイド・レスタン「HWAK」が以前、なかなか素敵なサラダを出していた。マノア・レタスとクラ・トマトとマウイ・オニオンを合わせただけのきわめてシンブルなサラダ。でもこれがおいしくて、いつも昼ごはんに食べていた。」(注1)「マウイ・オニオンは苦みのない甘いタマネギで、そのままぼりぼり生で食べられる。ただし値段は普通のものに比べて高いし、ハワイ以外では手に入りにくい。」(注1)と書かれていました。特別な玉ねぎのようです。
ポテトチップスの袋の裏には、原材料名として、「オニオンパウダー」としか書かれておらず、砂糖も含まれており、説明では「スウィートマウイオニオンフレーバーで味付けしてある」と記載されています。
本物のマウイオニオンを食べたこともなく、実際に使われているのかは分かりませんが、とにかく「マウイオニオンチップス」は、おいしく食べています。
それとは別に、先のエッセー「スーパーサラダが食べたい」を読むと、サラダが食べたくなります。マウイオニオンは、ハワイに行かないと食べることができないようなので、一生食べることはないと思いますが、大阪近郊では淡路島のたまねぎが有名でおいしいらしいので、食べごろの季節や買えるところを調べて探してみたいと思います。野菜も昨年から値段が高く、スーパーの特売品の野菜にマヨネーズをかけて食べる程度になっているので、夏には少し力をいれて野菜を探して、ドレッシングも凝って、おいしいサラダを食べたいと思います。
(注1)引用元
サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3 P.44-P.45
2012年7月9日 第一刷発行
発行所 株式会社マガジンハウス