9月17日の土曜日、奈良にある清酒春鹿の製造元、今西清兵衛商店さんの「春鹿酒蔵まつり 2017」に行ってきました。
毎年、新酒の仕込みが始まる前の9月の中旬に開催されているイベントです。
今年は開催日に台風18号が接近し、開催中止も検討されましたが、天候が悪くなった場合には早めに終了するとの案内があった上で予定していた午前10時に開催されました。結果的には開催時間中、雨も風も強くなることはなく、例年通り無事開催されました。
今西清兵衛商店さんは、世界遺産、元興寺の境内を発生とする旧市街地「ならまち」の中にあります。酒蔵では普段からお酒や酒蔵特製の奈良漬けなどを買うことができます。酒蔵まつりの日は除きますが、500円で春鹿オリジナルのグラスを買って、酒蔵の方の解説を聞きながらその時期に応じた5種類のお酒を飲めるという試飲があり、お勧めです。
酒蔵まつりの開催時間に合わせてならまちを訪ねると、雨も風もありませんでしたが、結構下の方まで雲が降りてきていました。
入口から入ると、まず今年の振る舞い酒が並んでいます。振る舞い酒は毎年銘柄が変わり、今年は、酒蔵まつり2017限定純米吟醸原酒でした。果実系の香りに、しっかりとした甘みがあるお酒です。
酒蔵まつりでは、仕込み前の酒蔵の見学、限定酒を含む春鹿のお酒の購入、春鹿の様々なお酒と奈良の名産品での立ち飲みなどができます。
立ち飲みは、普段倉庫に使っている場所に机を並べた手作りの会場です。販売カウンターでお酒を買い、屋外の奈良名産屋台で食べ物を買って食べるという方式で、この立ち飲みが毎年の楽しみです。
お酒の種類は毎年変わり、今年は、プラカップに入ったショット販売と小瓶での販売がありました。ショット販売での利き酒セットを注文しました。
① さくら純米
② 純米大吟醸
③ 純米吟醸生酒
④ 16BY純米秘蔵古酒
という組み合わせです。
さくら純米で、純米酒の味わい、純米大吟醸と純米吟醸生酒で吟醸酒と生酒の味わい、古酒で日本酒の味の変化を感じるという、日本酒の味の違いを感じることができる構成です。春鹿の人気銘柄である超辛口、ときめきなどは、小瓶売りで販売されていました。
セットメニューは、おつまみなしでじっくりと味わうこともできる構成ですが、お酒ばかりを続けて飲んでいると早く酔ってしまうので、料理は、もつ味噌煮込み、串かつ、ちぢみなどをたべました。もつ味噌煮込みと串カツは濃い味付けで、古酒の肴として合う味です。
また、今年の特別企画として、野球場で見る様なサーバーを背負って日本酒を販売する試みもありました。お酒は「吟醸生酒千夜熟成」という吟醸酒を2年半熟成させた限定酒です。2年半熟成でもフレッシュな味わいでした。
お土産は、酒蔵まつり限定の純米吟醸原酒、純米吟醸生詰酒ひやおろしと、純米吟醸吟麗を買って帰りました。
酒蔵まつりは、春鹿のいろいろなお酒を比べながら飲むことができるのが魅力です。季節が変わると販売される日本酒も変わるので、販売店や酒蔵で購入して、また、いろいろなお酒を試したいと思います。